睦月とら子のひとりごと~猫と美容と食材宅配~

30代女性獣医師&主婦。現在は夫の農業経営を手伝い中。ペット、漫画、暮らし関連で好きなことやおすすめしたいことを書いています。読者登録、フォロー、ブクマなど大歓迎です♪

ペットの終活を考える時におすすめの本『ネコちゃんのイヌネコ終活塾』


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そういえば、最近うちのペットの○○ちゃん、寝ていることが多くなったなぁ。

 

そう感じたあなた、

それは、ペットの○○ちゃんが年をとってきたからかもしれません。

 

人と同じようにペットも年を取ります。

若い頃は元気に遊んでいることが多くても、年を取ればペットも活動が低下します。

 

そして、いつかはお別れの時がやってきます

 

人では、人生の最期の時に向けて準備を行う終活が注目されるようになりました。

このことがペットの分野においても考えられるようになってきました。

 

ただ、人と違うのは、ペットの終活を考えるのは、

飼い主である「あなた」であるということです。

 

ペットがどんな最期を迎えるにしても、家族全員が後悔せず幸せな時間を過ごせるように考えていくことが、ペットにとっての幸せにもつながると思います。

 

そうはいっても、何から始めたら・・・

分からないですよね。

 

そんな悩みを解決してくれる本が、ネコちゃんのイヌネコ終活塾です。

動物の医療に携わるわたしから見てもおすすめの本です。

 

 

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ペットの老化は人間よりも速いスピードで訪れる

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ペットも年を取ると、人と同じように老化現象が現れます。

犬や猫は人よりも寿命が短い分、人の数倍の速さで年を取っていきます。

 

小型犬、大型犬と体のサイズで寿命に差がありますが、だいたい犬も猫も10歳前後がシニア期と呼ばれるお年寄りの時期です。

 

シニア期になってくると、足腰が弱くなってきたり、眼が見えづらくなったり、耳が聞こえづらくなったり、寝ることが多くなって活動時間が減ったりと・・・

若い頃に比べると、反応や行動が変わってきます。

 

また、年を取ると病気になる可能性も増えます。

心臓や腎臓を悪くしたり、がんになってしまったり。

日頃からペットの体調のチェックをすることで、病気の可能性に早めに気づくことができるかもしれません。

 

10歳前後の犬や猫はお年寄りなんだと思って、日常生活などを気をつけていく必要があります。

 

ペットも介護が必要な時代に突入

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昔に比べると、犬や猫の寿命はかなり長くなってきました。

飼育環境やフード、医療が進歩してきているおかげです。

 

長生きになった分、ペットにも介護が必要な時代となりました。

 

ペットは老化にともない、行動が変化します。

例えば、足腰が弱くなると、段差でつまづいたり、ちょっとした高さの場所を昇り降りできなくなったり。

老化による白内障によって視力が弱くなると、物にぶつかりやすくなったり、知らない場所が怖くなってしまったり。

 

老化が進むにつれて、ペットが通常の生活を送るために、人の補助が必要になります。

 

ペットも介護が必要な時代です。

 

 

ペットの終活とは

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 人の場合、終活とは最期の時に向けて準備をすることです。

では、ペットの場合はどうでしょうか。

ペットの終活とは、飼い主がペットとの別れに向けてどう過ごしていくのか考えることです。

 

ペットの終活が必要なのか?

どうして必要なのか?

 

明確な答えはないですが、

 

後悔しないため

最期の時まで家族みんなで幸せな時間を過ごすため

 

ではないでしょうか。

 

ペットは言葉を話さないので、何が本当の幸せなのかはっきりと分からないこともあります。

ただ、今まで一緒にいた家族と過ごす時間は、ペットにとって幸せな時間なのだと思います。

 

 幸せの形はそれぞれ違います

同じように終活の考え方もそれぞれ違っていいはずです。

 

いつ別れが訪れるかは分かりません。

ペットが若いうちから少しずつ考え始めていく必要があります。

 

 

ペットの終活を考える時に『ネコちゃんのイヌネコ終活塾』をお勧めする理由

ネコちゃんのイヌネコ終活塾をおすすめする一番の理由は、やはり読みやすさです。

漫画でストーリー仕立てで描かれているので、スラスラと読めます。

 

言葉も難しいものが少ないので、子供でも読みやすいです。

そのため、子供の教育の一つとして使うのもいいのではないでしょうか。

 

そして、読みやすく分かりやすい言葉で書かれていますが、内容はしっかりしています。

 

ペットの老化のこと、病気や病院のこと、保険のこと、介護のこと、葬儀のことなど。

 

飼い主が気になる点がしっかりと書かれているので、まずはこの本で少し知識をつけるのがいいと思います。

さらに細かいことを知りたい時は、動物病院の先生に質問するのがいいでしょう。

何も知識がない状態だと、何を質問していいのかも分からなくなりますもんね。

 

また、この本には終活ノートという付録がついています。

項目にしたがって、いろんな情報を書き込むことが可能です。

飼い主のプロフィールやペットの体重や食べ物や思い出など、いろいろと書くところがあります。

ペットが若いうちから書き込めるところが多いので、将来のために記録しておけばきっと役に立つでしょう。

 

 

まとめ

ペットも家族の一員として考える人が増えた今の時代、人の終活と同じようにペットの終活についても考える必要がでてきました。

将来訪れる時のために、知識をつけたり、心の準備をしたり、生活の準備をしたりと、準備をしておくことでペットも人も幸せに過ごせるようになると思います。

 

何事も備えは大事ですが、ペットの終活についても備えは大事ですね

 

では、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

 

 

 

 

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