猫を飼っていると、一度は猫のトイレや猫砂について悩みませんか?
どんなトイレがいいのか、どんな猫砂がいいのか。
種類が多すぎて、どれを買おうか迷いますよね。
わたしも猫のトイレや猫砂について、あれこれと悩み(布団に粗相をされることもあったので)、ようやく落ち着きました。
現在、わが家で使っている猫砂はおからの猫砂。
ちなみにトイレはドーム型とオープン型の2種類ですが、猫がよく使うのはドーム型の方です。
おからの猫砂を使い始めてから半年以上経過したので、メリットやデメリット、感想などを述べてみますね。
獣医師視点で気をつけた方がいいことについても少しお伝えします。
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おからの猫砂とは
豆腐を作る過程で、豆乳をしぼった際のしぼりかすが「おから」ですね。
その「おから」を主原料にしている猫砂のことです。
猫砂の種類には、おから以外に鉱物系、紙系、木系、シリカゲル系などがあります。
食品系のものを主原料としているのは今のところおからぐらいでしょうか。
おからの猫砂のメリット
おからの猫砂のメリットを紹介します。
粉が舞いにくい
猫は排泄後に前足を使って、自分の排泄物を隠すために砂をかけます。
そのときに、猫砂の種類によっては細かい粉が舞うことがあります。
粉が舞いやすいのはベントナイトなどを主原料とする鉱物系の猫砂です。
飼い主が猫のトイレを掃除するときも粉が舞うことがあるので、舞ったときは吸引しないよう気をつける必要があります。
(個人的にも鉱物系の微細な粒子を猫が吸引するのは心配で・・・)
おからの猫砂は比較的粉が舞いにくいです。
※粉の舞いやすさは商品によって異なります。
トイレに流せる&燃えるゴミとして出せる
おからの猫砂は水に溶けやすいので、トイレに流すことができます。
また、燃えるゴミに出すこともできるので、わたしたち飼い主は処理に困らなくて済むのが嬉しいポイントです。
猫が砂のついた前足をなめても安心
猫は排泄後に自分の排泄物を隠すために、前足で砂をかきます。
また、トイレのあとなどにお手入れのため前足などを舐めることがありますよね。
そのため、間接的に猫砂を口にする可能性があります。
おからの猫砂なら、おからは食品なので猫が前足をなめたときも安心です。
軽いので持ち運びが楽
ベントナイトなど鉱物系の猫砂に比べると、おからの猫砂は比較的軽いです。
そのため、猫の世話をすることが多いだろう女性にとっても、持ち運びが楽で助かりますよ。
ただ、一番軽いのは紙製のものですね。
おからの猫砂のデメリット
おからの猫砂のデメリットを紹介します。
虫が寄る可能性がある
おからが食品であるので、虫が寄る可能性があります。
猫が排泄をしたあと、長く放置するのはおすすめしません。
ちなみに、わたしは猫の排泄物はこまめに片付けるので、今のところ虫がわくのは見たことはありません。
トイレの排泄物を長く放置すると、猫自身もそのトイレを使いたくなくなります。
その結果、トイレ以外のところで粗相をする、ストレスから膀胱炎などの病気につながる可能性もあるので、トイレはこまめに片付けましょう。
おからのにおいが気になる
そんなに強いにおいがあるわけではないですが、人によってはおからのにおいが気になるかもしれません。
香料がついている猫砂の方が人によっては好みかもしれないですね。
ただ、猫自身が香料などを気にする可能性もあるので、猫に合わせるのが一番です。
尿検査のための尿をとるには不向き
おからの猫砂は、猫のおしっこが砂に吸収されて固まるタイプのものです。
そのため、動物病院で尿検査をしたいとき、このタイプの猫砂で尿をとるのは難しいです。
尿をとるために、使える猫トイレは、システムトイレというもの。
システムトイレは、猫のうんちとおしっこを分けて回収できるタイプのトイレです。
こういうトイレですね。▼
システムトイレは、尿は下の引き出し部分にトイレシーツをセットして吸収できる仕組みになっています。
そのため、シーツをはずせば尿は引き出し部分にたまるので簡単に回収することができますよ。
おからの猫砂の注意点
おからは食品なので、猫砂を食べてしまう可能性があります。
ごく少量なら食べても問題はないですが、大量に食べてしまった場合は吐き気や下痢など起こる可能性もあるので、注意が必要です。
おからの猫砂を食べる猫は少ないと思いますが、食べているところを目撃した場合は別の種類の猫砂に変えましょう。
また、猫以外に犬など他の動物を飼っている場合も注意が必要です。
犬の方がおからの猫砂を食べる可能性が高いです。
猫と犬の両方を飼っている家で、犬がおからの猫砂を食べてしまったというケースを聞いたことがあります。
フェレットなんかも気をつけた方がいいですね。
他の動物が猫砂を食べてしまう場合は、猫砂の種類を変えるか、猫のトイレに他の動物が近づけないようにする必要があります。
わが家で使っている猫砂はスーパーキャットの『おからサンドα』
わが家で使っているおからの猫砂は、株式会社スーパーキャットのおからサンドαです。
たまたまホームセンターで見つけて、おからの猫砂というものを知り、気になって購入しました。
使いやすくて、これに変えてから他の猫砂は使ってません。
以前は、システムトイレを使ったり、ヒノキやベントナイトの猫砂を使ったりしていました。
猫が粗相をしたのをきっかけに、トイレを見直し、トイレの種類を増やし、猫砂も同時にいくつか試した結果、おからの猫砂に落ち着きました。
おからの猫砂の粒はこんな感じで細かめの粒です。
原材料は、おから、炭酸カルシウム、木粉、コーンスターチ。
炭酸カルシウムは、貝殻や鶏卵、石灰岩の主成分で、食品添加物や医薬品としても使用されるものです。
コーンスターチはとうもろこしから作られたデンプンです。
においは特に気になるような感じはなく、しいて言うなら木粉が入っているため木の香りが少しだけします。
おからの猫砂を使ってみた感想
以前はベントナイトの猫砂を使っていました。
ベントナイトの猫砂はメーカーによっても排泄後の砂の固まり具合が違いましたが、おからの猫砂に変えてみると・・・。
おからの猫砂の方がうまく固まってくれる!そう感じました。
写真の真ん中あたりが猫がおしっこをして砂が固まったところです。
スコップですくう時は、多少かたまりはくずれてしまいますが、十分扱いやすいですね。
あとは、粉が舞いにくいのも助かります。
においもあまり気になりません。
おしっこをした後に臭いと感じることもないです。
うんちのにおいも砂でしっかり隠してあると、あまり気になりません。
トイレの近くに空気清浄機を設置してあるのですが、うんちが砂でしっかり隠れていないと、さすがにちょっと臭います。
砂で隠れていれば、ほとんど気になりませんね。
猫砂の処理がしやすいのも嬉しいポイントです。
トイレにも流すことができますが、わたしは燃やすゴミに出しています。
そして、ベントナイトの猫砂に比べると軽いので、買って持って帰るのが少しだけ楽になりました。
ただ、まとめ買いしようと思うとさすがに重くなるので、まとめて買いたいときはネット販売に頼ります。
まとめ
おからの猫砂についてメリット、デメリット、注意点を紹介しました。
個人的にはベントナイトの猫砂よりも使い勝手がいいと感じています。
いろいろ試してみないと、どの猫砂が猫にとって、飼い主にとって相性がいいかは分かりません。
わたしもいろいろ悩みました。
今使っている猫砂に満足していない場合、違うタイプの猫砂を試してみたい場合は、一度おからの猫砂を試してみてはいかがでしょうか。
わたしは今はおからサンドαに満足しているので、この商品を使い続けています。
また違う猫砂を試すことがあれば、おからサンドαと比較して感想を書いてみようかなぁと思います。
では。
アイリスオーヤマ公式【アイリスプラザ】 でもいろいろな猫砂を扱っていますよ。
猫砂特集 のページもあります。
猫砂以外にもさまざまな猫グッズもあって、見ているだけでも楽しいです♪
>>猫砂特集はこちら
ペットの雑誌で有名な【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】 もたくさんの猫砂を扱っています。
もちろん、おからの猫砂もありますよ。
猫のトイレのにおいが気になる場合は、トイレの近くに空気清浄機を置くのもおすすめです。
リビングならにおいだけでなく花粉やホコリなども吸塵してくれるので人も猫も快適に過ごせますよね。
ダスキンではシャープ×ダスキン!空気清浄機のお試しレンタルも行っていますよ。
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