漫画『はたらく細胞』は、人間の体内を舞台に、擬人化した細胞たちが活躍する作品です。
漫画の中では、いろいろな細胞の働きが紹介されていたり、いろいろな病原体との戦いの様子が描かれています。
この記事では、コミックス各巻に収録されているエピソードを簡単に紹介します。
あらすじを軽くお伝えするくらいなので、完全なネタバレはありません。
気になったあらすじがあれば、ぜひその巻を読んでみて下さいね。
では、どうぞ!
はたらく細胞1巻の収録エピソード
はたらく細胞1巻のエピソードを紹介します。
1話 肺炎球菌
主人公の赤血球の女の子は、酸素を運んでいる途中で肺炎球菌に襲われます。
そんなピンチの時に白血球に助けられるのですが、1匹の肺炎球菌を逃してしまいます。
肺炎球菌は、肺炎を引き起こす呼吸器病原性菌です。
1話では肺炎球菌と白血球たちの戦いが描かれています。
1話なのもあり、今後よく出てくる細胞たちがたくさん登場します。
2話 スギ花粉アレルギー
スギ花粉のアレルゲンが体内に侵入することから始まります。
実はスギ花粉にまつわる言い伝えがあり、それは大噴火、地殻変動、大洪水が一気にやってくる大災害に見舞われるというもの。
いろいろな細胞たちがスギ花粉アレルゲンに対処していくのですが、言い伝えにある大災害が起こってしまいます。
大災害がなんなのか、2話の見どころです。
3話 インフルエンザ
3話ではインフルエンザウイルスに感染した細胞が、まるでゾンビのように襲い掛かってきます。
ナイーブT細胞という、まだ未熟なT細胞の男の子は、戦いに恐れをなして逃げ出してしまいます。
そんな彼を励ましてくれる細胞が現れます。
ナイーブT細胞がこのあとどうなっていくのか・・・。
4話 すり傷
皮膚の近くを歩いていた赤血球の女の子、突然大きな穴ができ、吸い込まれそうになります(すり傷ができたことで出血する)。
すり傷ができたことで、外からいろんな細菌が入ってきます。
白血球たちが細菌たちと奮闘しますが、最終的にはある細胞たちによって解決します。
はたらく細胞2巻の収録エピソード
はたらく細胞2巻のエピソードを紹介します。
5話 食中毒
舞台は胃です。
好酸球の女の子は初登場します。
細菌との戦いには弱い好酸球は他の細胞にバカにされてしまいます。
でも、そんな時に寄生虫アニサキスが登場します。
「私が行く」と好酸球は言い・・・。
6話 熱中症
熱中症により細胞たちの暮らす体内は温暖化が進みます。
体温を下げるために働きかけますが、なかなか下がらず。
こんな状態の中、体内に入ってきた細菌が白血球たちを苦しめます。
もう終わりだと思った時に、奇跡が起こります。
7話 赤芽球と骨髄球
赤血球にも白血球にも子供時代があります。
子供時代は骨髄の中で一緒に暮らしていました。
7話は赤血球と白血球の出会いのお話です。
最後には赤血球の帽子の秘密も分かります。
8話9話 がん細胞
細胞の遺伝子に異常が起き、異常増殖を起こすがん細胞が登場します。
今までの細菌やウイルスよりも強力な存在です。
細胞の複製時のミスによってできてしまったがん細胞、漫画では悲しい運命を持つ存在として描かれています。
はたらく細胞3巻の収録エピソード
はたらく細胞3巻のエピソードを紹介します。
10話 血液循環
主人公の赤血球の女の子が血液循環にのって酸素と二酸化炭素を運ぶ一連の仕事をこなします。
細菌に襲われたり、道に迷ったり、危なっかしい赤血球。
そんな赤血球を影ながら見守る白血球。
10話はほっこりするエピソードです。
11話 風邪症候群
毎日退屈な日々を過ごしていた細胞のところに、オシャレな帽子をかぶった細胞が現れます。
オシャレな帽子の細胞と一緒に遊ぶうちに仲良くなり、友達になろうとしますが、実はその細胞は・・・。
12話 胸腺細胞
キラーT細胞とヘルパーT細胞の子供時代、胸腺にいる時のお話です。
二人の胸腺学校時代の青春が描かれています。
一言でいうと「熱い!」です。
13話 獲得免疫
記憶細胞の脳裏にある映像が流れ込んできます。
これは未来を予知しているのか?
映像の意味を考えているうちに、あるウイルスが体内に侵入します。
白血球たちが苦戦している間、ウイルスを倒す手がかりを探します。
そして、過去を思い出すよう活を入れられた記憶細胞はようやく思い出します。
14話 ニキビ
毛穴で働く細胞たちは、ニキビの原因となるアクネ菌に奴隷のようにこき使われています。
過去に戦いを挑んだ白血球たちは戦いに敗れ亡骸(膿)となってしまいました。
この不利な状況の中でどう戦いを挑むのか・・・。
はたらく細胞4巻の収録エピソード
はたらく細胞4巻のエピソードを紹介します。
15話 黄色ブドウ球菌
酸素を運ぶ途中で細菌に襲われる赤血球、そこへ助けに現れたのは全身防護服とマスクに包まれた単球という細胞。
さらにその後、黄色ブドウ球菌に襲われる赤血球。
白血球も太刀打ちできないところへ、また現れたのは単球。
圧倒的な力で黄色ブドウ球菌をやっつける単球ですが、実はその正体は・・・。
16話 デング熱
赤血球の女の子が表皮付近を歩いていたところ、突如蚊が現れます。
眠気に襲われた他の赤血球たちは蚊の吸血によりさらわれてしまいます。
蚊が去った後に残された怪しいお面。
このお面によって支配されてしまった細胞たちが暴れまわります。
17話18話 出血性ショック
新人赤血球の教育係をすることになった主人公の赤血球。
できる新人にあまり教えてあげられることがなく困ってしまいます。
そんなとき、体内では緊急事態が起こります。
大出血が起こったことにより、この世界(体内)では深刻な状況に見舞われます。
そんな状況でも主人公の赤血球は自分の仕事を全うしようとします。
この深刻な状況がどうなっていくのか、なかなか見ものです。
19話 パイエル板
赤血球たちに小腸がどんなところか案内していた白血球。
カンピロバクターという菌が現れ、腸管上皮細胞を人質に取られてしまいます。
人質を取られてしまったため、要求に従う白血球でしたが・・・。
はたらく細胞5巻の収録エピソード
はたらく細胞5巻のエピソードを紹介します。
20話 ピロリ菌
誰かの役に立ちたいと願っていた普通の細胞の前に、おぼれている小さな細菌たちが現れます。
細菌だと分かりながらもつい助けてしまいます。
そこへピロリ菌が現れ、周囲を破壊しながら暴れまわります。
小さな細菌たちが危ない目に遭いそうになった時、普通の細胞が細菌たちをかばいます。
その後、この細菌たちの秘密も明らかになります。
21話 抗原変異
インフルエンザウイルスが再び体内に侵入します。
ただ、今回のインフルエンザウイルスには今までの攻撃が効きません。
そう、インフルエンザウイルスは抗原変異しており、ウイルスの型が違うため今までの攻撃が効かなくなっていました。
22話 サイトカイン
必死にインフルエンザウイルスと戦う白血球たちですが、勝つ術が見つかりません。
そこへある物で活性化した樹状細胞がやってきます。
ある方法により他の細胞たちを活性化させて(元気づけて)、ウイルスとの戦いは幕を閉じます。
23話 悪玉菌、24話25話 がん細胞Ⅱ
23話からがん細胞が再び姿を現します。
2巻と同じように戦いを挑む白血球、キラーT細胞、NK細胞ですが、今回のがん細胞は制御性T細胞を味方につけています。
白血球たちががん細胞を攻撃しようとすると制御性T細胞がそれを阻止します。
一方、大腸にいる普通の細胞は悪玉菌の攻撃により絶体絶命のピンチに。
「必要な命」と「不要な命」、体内で壮大な戦いが繰り広げられます。
まとめ
『はたらく細胞』の各話のあらすじを簡単にお伝えしました。
気になったものはありましたか?
私たちの体内の細胞に視点をあて、体内での仕組みを壮大に描いた漫画が『はたらく細胞』です。
この漫画を読めば、自分の与えられた仕事を常に一生懸命まっとうする細胞たちに元気づけられるでしょう。
ぜひ、漫画やアニメではたらく細胞の魅力を味わってくださいね!