2018年1月から3月までアニメ放送され、5月25日には実写映画も公開される『恋は雨上がりのように』
漫画の最終巻10巻が発売されました。
漫画の終わり方の感想って、人によっていろいろあると思います。
今までの話の流れから、どのような最後を期待するのかによって違ってきますよね。
読む人の性別や年齢によっても違いがあるかもしれません。
なので、30代女性のわたし、睦月とら子が『恋は雨上がりのように』最終巻を読んだ感想などを述べようと思います。
最終巻を読んでない人にとっては、少しネタバレになってしまうところもあります。
ネタバレが嫌だという人は、読み進めないようお願いします。
『恋は雨上がりのように』ストーリー
感情表現が不器用で一見クールな17歳の女子高生・橘あきら。
彼女はアルバイト先のファミレス『cafe レストラン ガーデン』の店長である45歳の近藤正己に密かに想いを寄せている。
自他共に認める“冴えない男”の近藤だが、あきらはそんな彼の魅力を「自分だけのもの」として、胸に秘めた恋心を募らせていた。
そんなある日、アルバイト中に起こったとある出来事をきっかけに、あきらの秘めたる恋心は大きく動き出していく。
引用:wikipediaより
youtu.be © 眉月じゅん・小学館/アニメ「恋雨」製作委員会
あきらの恋は長い雨やどりだった
店長との最初の出会いは、雨の日。
ケガにより好きな陸上から離れて落ち込んでいたあきらは、雨がやむまでファミレスの中で外を見つめていました。
そんな時に店長のちょっとした行動があきらの心に傘をさしてくれました。
それをきっかけにファミレスでのアルバイトを始め、店長に想いを寄せていきます。
好きだった陸上から離れ、店長への恋を加速させます。
でも、時々陸上のことを思い出したり、店長にもそのことを言われてしまったり。
雨が降り続ける中、店長という雨やどりできる場所に身をおいています。
最終巻では、雨やどりしていた場所から、ようやく出ていくことができました。
タイトルに「雨」が入っていたり、作中でも雨のシーンが多いこの作品。
あきらの店長への恋は、雨やどりだったんだなぁと最後まで読んで気づきました。
そして雨が上がると、陸上という本当に好きだったもの(恋)に向かって進んでいきます。
最後まで読むと、とてもすがすがしい気持ちになります。
成長できる恋は素晴らしい
世の中には、いろんな恋があります。
幸せな恋、悲しい恋、良い恋、ダメな恋。
漫画の世界では、最終的には両想いになって幸せな恋が多いですね。
この漫画も両想いといえば両想いな恋です。
ただ、普通の漫画のように恋が成就するわけではないです。
想うからこそ、本当に大切なことを忘れず進んで欲しいという想いを感じます。
まだ高校生のあきらは、店長に出会い恋をしていくことで夢を取り戻すことができました。
また、店長もあきらに出会ったことで、忘れていた夢を思い出すことができました。
お互いに成長できる恋に出会えたんだと思います。
成長できる恋は素晴らしいですね。
もちろん恋だけではなく、成長できる出会いも大切にしていきたいものですね。
最後に
人生でつまづくことは何度もあります。
つまづいて立ち止まっても、雨が降ったら雨やどりしてもいいんです。
また歩き出せる時はくるし、雨が上がる時もくるから。
『恋は雨上がりのように』は、応援漫画のようにも思えます。
作中には読む人の背中を押してくれるような言葉もたくさんあります。
私もいろいろ励まされました。
今、雨やどりしている人に読んで欲しい漫画の一つです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。