睦月とら子のひとりごと~猫と美容と食材宅配~

30代女性獣医師&主婦。現在は夫の農業経営を手伝い中。ペット、漫画、暮らし関連で好きなことやおすすめしたいことを書いています。読者登録、フォロー、ブクマなど大歓迎です♪

7月にアニメ化する漫画『はたらく細胞』を紹介~生物学に興味を持つきっかけにもなる~


はたらく細胞

『はたらく細胞』という漫画をご存じですか?

 

私たちの体内では約37兆個の細胞が働いています。

そんな細胞に焦点をあてた漫画が、『はたらく細胞』です。

 

一風変わったこの漫画、おもしろいんですよ。

 

この漫画を読むと、私の体内では細胞もがんばってくれているんだから、私もがんばらなきゃと元気が出ます。

 

高校、大学の生物学や医学、免疫学などの知識がある人は、漫画でうまく表現したなぁと思えるポイントを見つけることができると思います。

もちろん、知識がない人も楽しめる内容になっています。

 

累計発行部数は150万部を突破し、7月からアニメ放送も開始します。

声や音や動きが出るとより迫力が出そうで期待の作品です。

 

では、『はたらく細胞』の魅力を簡単に紹介します。

アニメを見る前に注目して欲しいところも少しお伝えします。

 

 

 

アニメ『はたらく細胞』は7月からスタート

7月7日深夜にテレビアニメ『はたらく細胞』の放送がスタートします。

放送局などは詳しくは公式サイトをご覧ください。

hataraku-saibou.com

 

 

YouTubeでスペシャルアニメ映像も見ることができます。

いろいろな細胞も出てきて、どんな雰囲気のアニメなのか確認できます。

youtu.be 公式テレビアニメ『はたらく細胞』より

 

 

細胞を擬人化し、舞台は人間の体内

『はたらく細胞』の主役は擬人化された細胞1つ1つです。

 

メインキャラの赤血球は地図が苦手なまだ一人前とは言いがたい女の子です。

 

赤血球の役割は血液の流れに乗って酸素を体の隅々まで運び、また、二酸化炭素を肺まで運び酸素と交換します。

 

この赤血球の女の子は一生懸命仕事をがんばるのですが、途中で細菌に邪魔されます。

 

 

そこを助けてくれたのが白血球(好中球)の男の子です。

 

好中球は体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物(体にとって不要なもの)を排除するのが仕事です。

 

この2人を中心に人間の体内で起こる様々な現象を細胞を擬人化して表現しているのが『はたらく細胞』です。

細胞以外にも細菌やウイルスなども擬人化、キャラ化されています。

 

 

細胞の恰好や背景にも注目

擬人化された細胞の衣装や見た目も考えて描かれています。

赤血球は赤色、白血球は白色など色もそうなのですが、赤血球の帽子にも注目です。

 

漫画の2巻で赤血球の幼少期の話が出てきます。

赤血球は、赤血球になる前は赤芽球という細胞で、骨髄(赤血球などが作られる場所)の中にいます。

 

この赤芽球の時は、核を持っているのですが、赤血球になった時は核がなくなります。

この設定が赤血球の帽子で表現されています。

 

アニメでもこの話が放送されるかもしれないので、その時は赤血球の帽子に注目してみて下さい。

 

 

細胞たちがいる建物や部屋、背景などもそれぞれ意味があります。

体内の臓器や器官などによって、舞台設定も違います。

心臓の中や肺の中などそれぞれの機能を考えて表現されています。

 

赤血球の女の子は酸素や二酸化炭素を運んで全身を移動するので、漫画を読み進めるといろいろな体の場所を見ることができます。

 

 

自分の仕事を全うする細胞たちを見ると元気になる

酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球の女の子もそうですが、病原体と戦う白血球などの細胞たちは常に自分の仕事に対して一生懸命です。

 

細胞たちは協力しながら敵(病原体など)と戦います。

細胞によって役割も違うので、自分の役割を果たしながら働く姿を見ると、自分もがんばろうという気になれると思います。

 

 

 

スギ花粉アレルギーも体内の細胞からみると大災害に

『はたらく細胞』では、いろいろな病気について細胞たちの活躍が描かれています。

1巻で描かれているスギ花粉アレルギーを例として紹介しますね。

 

 アレルゲンが体内に入ると、B細胞が抗体を作り、マスト細胞(肥満細胞)がヒスタミンを放出します。ヒスタミンが活性化しすぎるとアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻づまり、流涙などになります。

 

スギ花粉アレルギーは大災害として表現されています。

くしゃみは大噴火、鼻づまりは地殻変動、涙は大洪水と壮大なものになっています。

花粉症の人は共感できるかもしれません。

 

もちろん大災害のあとの治療部分も描かれており、最後は一応一件落着で終わります。

 

 

まとめ

 『はたらく細胞』は細胞を擬人化した一風変わった作品です。

他の作品にはない面白さがあり、少しですが生物の勉強も楽しくなると思います。

 

私も高校、大学と生物や免疫学などを勉強しましたが、正直覚えにくく、難しい分野でもありました。

 

この作品ですべて勉強できるとは言えませんが、もう少し早く出会っていれば楽しく勉強することができたかもなぁと思いました。

 

生物をあまり勉強していない人には、少し難しいところもあるかもしれません。

 

しかし、スギ花粉アレルギーもそうですが、インフルエンザウイルスや熱中症や風邪など誰もが知っている病気のことも出てきます。

 

なので、この病気の時はこんな風に細胞たちが頑張っているんだなぁと思うと、少し生物学などに興味を持つことができるかもしれません。

 

 

7月から『はたらく細胞』のアニメ放送がスタートします。

アニメ放送前に『はたらく細胞』に興味がわいた人はぜひ漫画も読んでみて下さいね。

 

 


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