書店で偶然見かけたこの本、猫を飼っている私はつい手に取ってしまいました。
猫を飼育している私には猫の癒し効果は身を持って承知済みです。
仕事で疲れたり悩んだりした時、家に帰れば猫が待っているので、疲れた心を癒してくれます。
逆に考えると、家に帰らないと、職場を出ないと、疲れた心を癒す手段が少ないです。
ねこが職場にいたら・・・
癒しの存在が職場にいたら・・・
職場で癒されることができたら・・・
「仕事で悩んだらねこと働きなさい [ 樺木宏 ]」を読んだ感想をお伝えします。
また、私自身は動物関連の仕事柄、職場にねこがいます。
そのため、実際の効果も一緒にお伝えします。
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1.世界の企業は、動物と一緒に会社で働くことを受け入れている
アメリカやイギリスの世界的に有名な企業はペットを会社に同伴するなど、ペットフレンドリーなオフィスが増えているそうです。
その背景には、欧米諸国ではアニマルセラピーが医療行為として広く信頼されていることがあります。
一方、日本ではどうでしょう?
日本では、ペットは家で飼うもの、会社は仕事をする場所なので、ペットは言語道断という考えが多いでしょう。
アニマルセラピーに関しても、まだまだ欧米諸国には劣っており、医療行為としての認識も少ないです。
仕事はストレスがあって当然という日本で、ねこと会社で働くということが、ストレスを軽くする働き方であると筆者は勧めています。
なぜ、犬ではなくて猫なのか?
筆者がねこを勧める理由も本の中で述べられています。
2.ねこから愛情ホルモンを受け取る
ねこなどの動物を見ると、疲れている心も少し軽くなりませんか?
ねこをはじめとする動物たちは、愛情ホルモンであるオキシトシンや、幸福感そのものであるセロトニンを私たちに与えてくれるそうです。写真などを見るだけでも効果があるそうです。
ねこから得られる愛情ホルモンは、ストレス軽減、人と人との絆の構築、行き過ぎた闘争心の抑制に好影響を与え、最終的に生産性の向上につながることを、この本では述べています。
3.私の職場でのねこ社員の効果
筆者は会社内で生活しているねこを、「ねこ社員」と呼んでいます。
私は動物病院に勤めています。
そこには、ねこ社員が3頭います。
彼らにも時々大切なお仕事があるのですが、基本的にはみんなの休憩室でのんびりと生活しています。
お昼休憩でみんながテーブルでご飯を食べている時に、おすそ分けがもらえないかなぁとみんなのそばに寄って来たり、ソファでくつろいでいたりと、存在そのものが癒しになっています。
愛情ホルモンをたくさん頂いています!
落ち込んでいる時も、頭をなでたり、語りかけたりするだけで気持ちが少し楽になります。
動物はどんな時も同じように接してくれるのが嬉しいですね。
動物病院における「ねこ社員」の役割について、こちらの記事で紹介しています。
本でも述べられていますが、ねこがいるだけで、普段あまりしゃべらない人とのコミュニケーションを取るきっかけにできることも、ねこ社員が必要な理由の一つだと思います。
何かきっかけがあると、苦手な人でも少し会話ができるようになりますよね。
ねこ嫌いな人やねこアレルギーの人もいると思うので、ねこ社員を採用するのはなかなか難しいかもしれませんが、ねこ社員の採用、やっぱりお勧めです。
4.最後に
筆者は、会社がねこ社員を導入することで、殺処分されるねこの数を減らすことも期待しています。
また、ねこ社員を導入した場合、ねこ社員の飼育管理や健康管理についてもしっかり行っていく必要があることも述べています。
私たち人も、ねこ社員になったねこも、お互いが幸せな関係を築いていく必要があります。
そのためには、ねこの飼育に関しても知識を身に付け、ねこにとって会社がストレスにならないような配慮が必要です。
ねこ社員を採用したら、ねこも立派な社員の一人であるということですね!
この本を読んで、私も不幸なねこが1頭でも少なくなるといいなぁと思いました。
また、動物のもたらす癒しの効果は素晴らしいことを改めて実感しました。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
こちらの写真を見て愛情ホルモンを受け取ってください♪
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